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夕暮れのビルに映るやわらかな日の光、の色
セピアに変わる前の残像にはまだ春の雨が潤いと憂いを与え
柑橘系の爽やかさは遠い夏の日の記憶
落葉を空に誘(イザナ)う炎の熱を滲んだ涙が奪い
遠ざかる車のライトの冷たさに掌に微かに残る温もりが広がる
揺蕩(タユタ)う景色…記憶…幻…あれは…
【未完色】
僕はそう呼ぼう
君の細すぎる背中に少し掛かり揺れていた髪の色を
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仕事の帰りに
目の前にそびえ立っビルの窓に映る
夕陽をぼんやり見つめながら作りました。
(初出:街角掲示板)
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