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☆。・゜・☆・゜・。
昨年の七夕
私は運命の再会を信じて待ち続けたあの場所で
日差しがやけに強い
夏の午後だった
貴方への労いと
一つの出来事を告げる為
真夏の日差しに怪しく光る黒い服
日傘で顔を隠していても
溢れ出す悲しみは覆い切れず
携帯を見つめる私
きっとあの時
貴方に費やすべきモノ全てを
使い果たしてしまったのかもしれない
無情なメールに
涙も 枯れていた
あの夜の事は覚えていない
時は経ち
その日は 一日早く訪れた
誰を待つ訳でもない私に
貴方から久しぶりに届いたメールには
ほんの少し 温もりがあり
でも それを感じとれぬ程に
私の心は あの夏の日差しで干涸びていた
今日は雨
あの日 ほんの少し受け止めて欲しくて
堪えていた涙の滴は
小さな小瓶の中で
貴方の香りと共に
乾き 消えてゆくけれど
巡る月日が私に
いつか
澄み渡る七夕の夜空を
見せてくれるのでしょう
☆。・゜・☆・゜・。
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